読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

犬と働く社長のブログ

犬と働く社長DogHuggy長塚のブログです。

獣医を目指していた私が18歳で起業した理由

いろいろな方に「なんで18歳で起業したの?」「どうしてそんな思い切ったことしたの?」よく聞かれるので書いておきます。この記事は起業するための勇気とかでなく根本的なペット業界の課題を解決したかったという部分をまとめました。このような経緯や私の考えをまとめて書いておく機会がなかったのでまとめておこうと思います。

 

 

 目次

 

 

獣医師になりたかった学生時代

起業をしたのは高校在学中の2015年の2月でした。

 

当初は起業をするつもりなど全くありませんでした。元々は獣医師になりたかったのです。小学校の時に書いた将来の夢作文では獣医師になって犬を助けたいと書いていました。物心ついた時から犬という存在が好きで好きで狂ってました。近所で散歩している犬を見つけると飛びついて犬と会話したり。普通の友達(人間の)と遊ばないで犬とずっと遊んでたり。

 

犬って私たち人間とは種は違うにも関わらず何故か心を通い合わせることができるんですよね。人間の顔色を伺ってたり、一緒にはしゃいだり、悲しい時一緒に悲しんだり。本当に違う種の生き物なんだっけ?と聞きたくなるほど思いを共感出来る。私にとって犬は人間以上に私をわかってくれる存在でした。そんな存在だった犬を助けたい、もっと幸せに暮らして欲しいと思うのは当然だったのだと思います。

f:id:nagastsuka630:20161201232256j:plain

■我が家の愛犬ジャック2歳の時!可愛い。。

大学の授業で気づいた日本のペット業界の現状

小学校から獣医を志してから、ついには獣医学を学べる高校にまで進学して犬についてもっと深く学ぶようになりました。そんな高校生だったある日、動物福祉についての授業を受けたのが私の人生にとっての転機でした。

 

犬についての学問である動物行動学については独学で本を読み漁って学んでいましたが、犬と社会という分野である「動物福祉」の観点で物事を考えてはいませんでした。

「日本は動物福祉後進国」授業を受けて本当に衝撃を受けました。というよりショックでした。

 

日本では年間約3万頭もの犬が殺処分をされています。それに比べてドイツは殺処分ゼロ。またイギリスやドイツでは犬と公共交通機関やレストランに一緒に入れたりもします。さらには表面的でなく文化レベルで犬を大切にし、圧倒的に犬の存在が社会や人々の生活に受け入れられています。

f:id:nagastsuka630:20161201232727j:plain

 

どうにかして日本を人と犬が暮らしやすい社会に、犬が幸せに暮らせる社会にする。

「日本をどうぶつ先進国にする」

この時私は心にこれを誓って、自分の人生のテーマにしようと思いました。

 

「もっとたくさんの犬を救いたい」その手段としての起業

ですが、何をしていいかわからない。

ということでまずは日本でこの課題に取り組んでいるNPOやペット関連企業などについて調べました。

 

調べたり考えていくうちにもっと根本的な課題を解決したいと思うようになっていきました。この社会問題を語る上でよく「バケツの水を受け止めることと蛇口の水を止めることが重要だ」という様に例えます。

 

今、多くの動物愛護団体を始めとする方々や著名人の方々がバケツの水を受け止める活動を行っています。そんな中、若い自分に何ができるか?そう考えた時にもっと蛇口の水を止める、つまりは犬を捨てない環境づくりをやるべきだと思いました。多くの先輩方が水を受け止める活動されていますが、根本的な解決にはなりません。ここに関して誤解いただきないのですが、もちろん目の前の犬たちを救うことは本当に本当に大切なことです。お互いの役割を全力で取り組むべきですし、お互いを尊敬するべきだと思っています。ですがいくら受け止めるキャパを広げても溢れでる水が止まらない以上この問題は改善しないと思っています。そして、そもそも捨てられてしまっている犬目線になった時に何も問題は解決していないのです。捨てられている時点で辛い思いをしているのではないでしょうか。

 

日本ではそういった愛護団体など先人の苦労の末に少しづつではありますが、受け止める側の体制は整ってきました。そんな受け止める側の方々の苦労や大変さを改善する意味。そして日本を次の動物福祉のステップへとステップアップさせ、犬たちの本当の幸せを実現するためにも蛇口の水を止める活動が若い世代の役割であると確信しています。

 

この課題を解決するために必要で若い人間ができることが起業だと思ったのです。

資本主義社会の中で持続的に、尚且つ広く大きな影響力を持ちながら長期的な視点を持ちながらスピード感を持って社会を変えていく。それがこのベンチャー業界にはあると思ったのです。今のペット業界に足りないことは社会のシステム、つまりは資本主義社会において利益を出しつつ持続的に社会問題に対して取り組む。これの両立だと思います。

 

ペット業界の歴史として、犬たちを売り物にボロ儲けしていた人間たちとそれに対抗した非営利の団体との二極化が進んできました。レガシーな動物愛護団体の方と話していると営利という部分に大変拒否反応を示す方もいます。それはこのような業界の背景があると考えています。ですがやはり非営利で自分の財布から持ち出しで犬たちを救うことには限界があります。この点、社会問題に取り組むのであればしっかりと持続可能という点を考慮しないといけないと私は思っています。

 

今求められているのはこの中間である、利益を出しつつも持続可能な形で社会問題に取りくむ団体です。それが私の知りうる中では無かったので起業という選択肢DogHuggyを作るということを選びました。いたってシンプルな発想です。

 

DogHuggyが考える根本的な課題の解決1 - インフラ整備

じゃあDogHuggyでどうやって社会問題を解決するの?という疑問が皆さんの頭の中に出てくると思いますが、大きく分けて2つあると考えています。

 

1つ目は、人と犬が暮らしやすい、共生しやすい社会を作るためのインフラ整備です。

私自身犬と暮らしていてとても暮らしにくいと感じています。

犬と一緒に行動することが困難であること。自分が死んだ後の犬の世話ができないこと。そして今取り組んでいる犬がいることで仕事や趣味、旅行など生活に制約が出てきてしまうという点です。犬を飼った以上それは責任を持って人間が我慢をするべきだ。という主張をよく聞きますが、それは私の中では少し違っていると思います。このロジックでは今の日本において誰もが社会に関わり活躍する一億層活躍社会という構想の中では犬を飼える人間が圧倒的に減ってしまいます。これが進むにつれて犬を飼える人間が減っていってしまう。ですが犬は人間の生活を豊かにするパートナーだと思います。実際科学的にも犬と暮らすことによるメリットが証明されています。犬を飼っている飼っていた触れ合ったことのある皆さんも直感的に犬がいることで生活が豊かになったという実感はあると思います。犬が減っていってしまうことでペット業界が衰退していくことも考えられます。ペット業界が衰退していくとどうなるか。適切にいいサービスを提供できる事業者が減り結果的に飼い主の人たちがどんどん暮らしにくい社会になってきます。これでは犬を飼っている人も犬自身も幸せに暮らすことが困難になってくるでしょう。

 

という理由からもたくさんの人たちが犬につきっきりで飼える人間だけが犬を飼うべきだという論理が危険であるということがお分かりいただけると思います。

 

とはいえ、無責任に犬を飼う人を増やしたい訳ではありません。DogHuggyは将来的に世話のシェアを実現したいと考えています。今の日本の犬の販売制度では衝動買いなど安易に犬を飼えすぎてしまう仕組みになっています。

 

これをそのままにしておくのは問題であると思っています。ここでも衝動買いをする人を批判する声があると思いますが大きくはペット業界側に問題があると私は考えています。だって犬って可愛いし素晴らしいんですもん。飼いたくなる気持ちも非常に理解できます。また圧倒的に犬と触れ合える機会が少ない。弊社ではイベントで飼い主が犬を連れてきて犬が好きな人(飼っていない人も含め)とご飯を食べようという企画をやっていますが、すごい盛況ぶりで飼っていない若い方からの人気がすごいあります。

 

そこで解決できる方法が犬の世話のシェアです。飼うことは難しいが犬とふれあいたい人が旅行など預けたい人のわんちゃんをお世話することで両者のニーズが満たされます。また1人あたりへのペットへの消費する金額を減らしつつも犬1頭あたりにかける金額も大きくなっていくので業界としても潤い、犬たちも豊かな生活を送ることができます。もちろんこれをすぐに実現するのは難しいと思っています。そこで私たちの考える2つ目の大きな戦略があります。

 

DogHuggyが考える根本的な課題の解決2 - 教育

2つ目の社会問題を解決する方法。それは教育です。

犬をお世話したいニーズのある人を教育することで若い世代を中心としたお世話をしたい人間の知識レベルを底上げします。人間はなかなか自ら学びたい!と思うのは難しいですが、目的があれば勉強します。どんな人でも運転免許取るために勉強しますよね。そのようにして若い世代の犬に対する知識を底上げした状態を作り出すことによって将来時間や経済的余裕が生まれ犬を飼おうと思った段階で適切な犬種を知識がある状態で飼い始めることができます。犬を飼いたいと思ったらまずはドッグハギーで犬の世話のシェアに参加してみる。そして犬を飼いたい人は飼う。満足できる人は世話のシェアでニーズを満たす。というエコシステムが出来上がります。さらには犬と良好な関係を築けず問題行動で悩む飼い主の人たちは正しい知識を身につけ体でも犬への正しい接し方を学んでいないことが理由としてあると思っています。こういった意味でも正しい知識と接し方を体験してもらいながら学んでいく環境は大変重要であると考えられます。

 

教育が必要なのは上記の他にもあります。

今の論調として法規制の強化が強く叫ばれていますが、根本的な解決になりません。もちろん効果は大きくあるとは思いますが、最終的には人間のモラルを改善しなくては解決できないと思っています。

 

サミュエル・スマイルズは著書自助論の中で、

「われわれ一人一人がよりすぐれた態度を身につけない限り、どんなに正しい法律を制定したところで改革などできはしないだろう」と言っています。

 

つまりは劣悪な環境で販売されているペットを飼うこと自体が恥ずかしいという文化を作ることが重要なのです。今、劣悪な販売業者がいる理由は知識がなくその劣悪さの事実を知らない一般の方々が安いという理由で買ってしまっているから存在しているのであって法律があったところで抜け道を見つけた業者が安く販売する現象が起こるとおもいます。

 

結果として教育は大変重要なものになるのです。このようにインフラ整備と教育を提供していくことで今課題になっている社会問題を大きく改善していくことができると思っています。

 

まとめ

まず、ここまで長文を読んでくださってありがとうございました。

私の考えていることを正確に伝えたいと思っていたらこんな長文&拙筆になってしまいました汗

(楽しく読めるように改善していきますっm(_ _)m)

 

長文にはなりましたが、結局は飼い主さんと犬を幸せにしたい。

それだけです。

 

犬と人は正しく関われば本当に素晴らしいパートナーになることができます。私たちがそんな素敵な関係を築ける人々をもっと増やして、素敵な社会を作りたいです。

 

今、猛スピードでこの社会問題を解決し人と犬が幸せに暮らすことのできる「どうぶつ先進国」を作ろうと思っています。ですがまだまだ仲間が少ないです。

ビジネスの知識も犬の知識も人手もまだまだ必要なだけある訳ではありません。

これを読んで協力したい。そんな風に少しでも思ってくださった方はご連絡ください。

 

 https://www.facebook.com/shogo.nagatsuka.7

 

そして周りの人々にSNSで、DogHuggyいいよ!とお勧めしてください。

 

どうか、どうか一秒でも早く世界に幸せな飼い主と人が増しやしていきたい。